学校教育法の定めた幼稚園教育要領には、「1日の教育時間は、4時間を標準とすること」と 示さてれいます。これは幼児にとって、幼稚園が生活のすべてではなく、家庭や地域における生活も 同様に重要であることを示唆したものです。 保育時間は午前9時から午後1時30分を基準に、曜日、幼児の年令や発達のちがいに応じて定めています。年少クラスでは、午後まで保育がある日は年度当初は週2日から始まり、最終的に週4日となります。 年中・年長クラスは年間を通して週4回です。全クラス水曜日は半日です。 | ||
交通事故から幼児を守ることは何より大切なことです。交通頻繁な地域より通園される方のために、 ご利用の便宜をはかっています。 健康のためには、徒歩で通園できるにこしたことはありませんが、一方では、まったく親元から離れた 経験のない幼児にとっては、幼稚園バス通園も自立の一歩として母子分離の効果を発揮しています。 年度によって多少コースが変わります。 | ||
食事の時間は子どもたちの楽しみなひとときですが、幼稚園という教育の場では、食事とはただ 「食べること」ではなく、保育の対象として考えています。 したがって食事計画は、教育計画の一環としてあくまでも子ども中心に配慮しており、おべんとう、給食の 2種類の食事体系をいています。 この回数や開始時間は年令によってことなりますが、年長クラスになっても週1度はおかあさまの心の こもった手作りのおべんとうを用意していただきます。 給食は、民間の給食センターに委託していますが、定期的に内容の協議を重ね、より効果的な偏食の矯正と、 栄養バランスに配慮するようお願いしています。 給食回数は年少の週1回から、年長の週3回まで、順次増やしていきます。 | ||
園庭での活動は、春先から秋にかけては、はだし・はだかが奨励されています。地面をしっかりと踏み しめることで、土踏まずの形成を促し、運動能力の基本となる横に転倒しにくい、アーチの機能をそなえた 足の裏づくりをこころがけています。 また、午前中は上半身はだかんぼうになって、ほどよく陽の光を浴び、風をうけ、よい汗をかくことで 皮膚を鍛え、寒さに負けない丈夫な体をつくります。 この実施にあたっては、子どもの体調や気持ちに合わせ、無理強いはしていません。 はじめのうち嫌がっていた子も、お友だちが元気に楽しく遊んでいるのを見て、次第に元気にはだしで 庭に飛び出していきます。 | ||
年長クラスになると、子どもたちの活動範囲はさらに広がり、興味の対象もさまざまな事象に 向けられるようになります。この時期に、園外での活動を通じて、子どもたちにより多くの興味ある場を 提供するようにつとめています。 4月から園卒までに毎年約6回。活動の場所はその年の諸々の状況、子どもたちの様子等を配慮して 決めています。実施に際しては、無理のない計画、安全への配慮等、細心の注意をもってあたっていることは 言うまでもありません。 | ||
年長児の自覚がしっかりとついた1学期の終わり、家庭を離れて一人で泊まる経験をします。安全・安心な 幼稚園の園舎で、大好きな先生やお友だちと一緒に過ごす一泊は、子どもたちにとってちょっぴり冒険であり、 大きな楽しみです。そしてその経験は、確実に自立への一歩につながっていくのです。 | ||
幼児教育は親子共育と言っても過言ではありません。 子どもは幼稚園でおあずかりするだけでは育ちません。ご家庭の教育に負うところが多くあります。 ですから、幼稚園と家庭が車の両輪の如く、お互いの心を通じ合わせ、しっかりと手を携えていかなければ、教育の効果は望めません。 その連携の場として母の会活動があり、教職員とともに専修幼稚園の幼児教育を支える両輪のひとつとして重要な役割を 果たしていただいております。おおむね月1回、母の会の集まりがあります。 また、幼稚園の生活を、保育現場のお手伝いのなかで理解していただいたり、各種行事の折には毎回お母様方の積極的な活動が 展開されて、相互の信頼や親睦が深められていきます。 このように、母の会活動は子どものためのみならず、的確な家庭教育にお励みいただくための母親自身の向上の場でもあります。 意欲的な子どもを育てるために、その子をとりまく人的環境、すなわち教師や母親がつねに意欲的であろう、というのが専修幼稚園の 考えです。 | ||